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巧みな評論家より下手なプレーヤーに…
音楽は理屈や技術じゃなく
楽しんだもんが勝ちやねん。
同じアホなら踊らな損ですやん。

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・パリン/シャリンの乾いた音

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ギブソンのアコースティックGは
全体的に乾いた感じの音が出ます。

人間の声で言うとバリトンみたいな
感じがするように思います。

だから繊細な指できれいなスリーフィンガーの
演奏をするより、思い切りピックで
「かき鳴らす」演奏が向いています。

特に高音がきれいでシャリンという
きめ細かい金属音が響きます。
拓郎で言うと「落陽」向きなんです。

同じく名器として名高い
マーチンやギルドとは少し
めざすものが違うのかもしれません。

マーチンのやさしい音色は
聴く人を癒してくれます。

友人が持っているギルドの12弦ギターの
きれいな和音は切なくなるほど
澄みきっています。

僕はもともとテクニックなんてほとんどないので
マーチンやギルドを弾きこなせないと
思っています。

ギブソンはその点、技術の低い演奏家にも
独特の力強さを提供してくれる楽器です。

下手でもなんでも
弾いているだけでうれしくなれる楽器です。

だからDoveと長く付き合っていられるのかも
しれません。

自分に一番合ったギターだと思います。
(なんせ目立つもの、好きですから…!(^^)!
posted by otogizoshi at 00:12 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

・17年前のライブ!

なつかしや古い写真が出てきました。
大阪茨木の某会場での
クリスマス・ライブパーティー
「Silent Soldier」での1カット

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いや、若い!そりゃ17年たったら
誰でも朽ちてくるのさ。
おまけにサラリーマンの時代だから
演奏してても、今と違ってちょっと
「まじめ」が入ってます。

でもね、ギブソンは不動。
このギター、弾き手が若くても老いていても
ちゃんとその時、その時の表情に
なってくれるギターなんです。

いや出す音も、弾き手に合して
選んでくれてるのかもしれません。

時の流れの中で
決して変わらないものがいくつかあって
そのひとつは間違いなく
Doveの音色。

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♪君のやさしさは 信じているから
僕は今まで来た 道へ帰ろう
たとえこの頬が涙に濡れて
君の面影さえ にじんでいても

何度も人を傷つけて
人生に勝ち誇った者へ

僕は静かな兵士でいたいんだ
君は分かってくれるよね

 (1978 静かなる兵士の胸に)
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posted by otogizoshi at 13:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

・ムネットさんの憂鬱

ものすごく体が大きな人です。
最近、年には勝てずさすがにちょっと
縮みましたが、高校生の頃は
お相撲さんみたいな体格でした。

特別音楽の才能があるとは思えませんが
いちぉ、ピアノも弾けます。
譜面を見て歌う合唱クラブにも
所属していました。

munet[1].jpg

このムネットさんが一度、ウチにきて
トイピアノ(要するにおもちゃの小さいピアノ)
を弾いたことがあります。

曲目は忘れましたが童謡か何かの
簡単なものだったと思います。

その姿が今も忘れられません。
大きな体を思い切り猫背に丸めて
ちっちゃい赤いピアノを弾くムネットさん。

それも意味もなく、面倒くさそうに、
憂鬱っぽい表情でゆっくり奏でます。

「何がそんなにうっとうしいねん!」と
言いたくなるほどの大男とトイピアノの
コラボ風景。

なんでだろ、こんな変な風景なのに
トイピアノから妖精が飛び出してきそうな
不思議空間。

憂鬱な顔しててもムネットさんが持っている
やさしさがピアノから聴こえてくるような。

音楽ってそんなもんさ。
ちっちゃな感動を大切にしましょっ!


posted by otogizoshi at 13:08 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする