ギブソンのアコースティックGは
全体的に乾いた感じの音が出ます。
人間の声で言うとバリトンみたいな
感じがするように思います。
だから繊細な指できれいなスリーフィンガーの
演奏をするより、思い切りピックで
「かき鳴らす」演奏が向いています。
特に高音がきれいでシャリンという
きめ細かい金属音が響きます。
拓郎で言うと「落陽」向きなんです。
同じく名器として名高い
マーチンやギルドとは少し
めざすものが違うのかもしれません。
マーチンのやさしい音色は
聴く人を癒してくれます。
友人が持っているギルドの12弦ギターの
きれいな和音は切なくなるほど
澄みきっています。
僕はもともとテクニックなんてほとんどないので
マーチンやギルドを弾きこなせないと
思っています。
ギブソンはその点、技術の低い演奏家にも
独特の力強さを提供してくれる楽器です。
下手でもなんでも
弾いているだけでうれしくなれる楽器です。
だからDoveと長く付き合っていられるのかも
しれません。
自分に一番合ったギターだと思います。
(なんせ目立つもの、好きですから…!(^^)!